「忌み言葉」ってわかりますか?
「いみことば」と読みますが、
「不吉なことを連想させることば」で、
英訳すると「タブー(taboo)」となります。
「不吉なことを連想させる」とは、
具体的にどのようなことかと言うと、
結婚式の場合の一般的な忌み言葉では、
終わる/切る/切れる/破れる/破る/別れる/離れる/出る/出す/戻る/去る/帰る/帰す/
返る/返す/飽きる/滅びる/苦しい/壊れる/とんだこと/とんでもない/なおまた/ではまた/
かさねがさね/重ね重ね/皆々様/みなみなさま/みなみな様/くれぐれ/たびたび/度々/
繰り返し/くり返し/くりかえし/嫌う/薄い/疎んじる/うとんじる/褪せる/あせる/冷える/
浅い/再び/ふたたび/病む/敗れる/重ねる/死ぬ/憂い/うれい/痛ましい/流れる/散る/
悲しむ/無/しめやかに/
といったように、意外に多くあります。
「帰る/帰す」などは、
不思議な感じがするかもしれませんが、
「帰る/帰す」とは
「もと居たところへ戻る/戻す」といった意味があり、
「嫁(婿)がもと居た実家に戻る/戻す」といったことなど連想させるため、
忌み言葉とされています。
「とんだこと/とんでもない」は、
否定や避難する時に用る場合があること、
「また」「かさねがさね」「みなみな様」などは、
くり返すことを連想させ、
「結婚をくり返す」→「離婚」となり、
不吉であるとされています。
「しめやかに」は、
しんみりして気分が沈み涙で湿っているといった意味から、
葬儀の際に「しめやかに葬儀が執り行なわれた」と使われ、
これも不吉です。
重箱の角をつつくほどの
神経を使う必要はないと思いますが、
せっかくの祝電が台無しにならないよう、
最後に一読して必ずチェックしてください。
文亭の祝電は、
選択した作品と入力したお祝いの言葉をプレビューしたときに、
「忌み言葉」が入っていると、
黄色の背景に赤い文字でチカチカと点滅し、
「忌み言葉」のチェック機能がお知らせします。
見落しようがないほど派手に表示されますので(笑)、
その際には文面を見直してみてください。
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