今日は、文亭のお客様向けメールマガジン(不定期)では、既にご紹介したお話に、ほんの少し追記したお話です。
「石文(石手紙)」というものがあったそうです。
現在のように一般人が文字を自由に読み書きできなかった江戸時代などでは、求婚の意を伝える為、小さい石に松の葉を結び付けて男性から女性に贈り、
「小石の松」
↓
「恋しく待つ」
と判断させたそうです。
これが縁で夫婦となり、授かった男の子には「石吉・石作」と、女の子には「お松」などと命名したそうです。
これに対して、相手から何の音沙汰もないことを「無しの礫(つぶて)」ということにつながりがあるのではないかとの説もあるようです。
「石文(石手紙)」を最初に考えて実行した男性、贈られてその意味を理解した女性、ともに素晴しいと思います。