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イギリスの秘密婚と駆落ち婚

 イギリスでは、1604年に教会法によって国教会式教会挙式婚が確立しましたが、手続きと準備期間が必要で、挙式前には3週間連続した日曜日に、新郎新婦の教区教会においてそれぞれ婚姻予告が読み上げられ、第3者からの異議申立てが無いかを確認されたそうです。

 これでは時間がかかり、結婚が私的なものではなくなるため、対抗手段として「秘密婚」が広く行われていたそうです。
 この「秘密婚」は、違法ではあるものの、社会的には承認され、有効とされていたそうです。

 「秘密婚」には、秘密婚用の結婚式場があり、ロンドンではフリート監獄近辺に乱立した秘密婚用結婚式場が、客引きまでしていたそうで、通称「フリート婚」とも呼ばれたそうです。1690年〜1754年の間には、25万組もの秘密婚の記録が残っていて、煩雑な手続き無しですぐに結婚できたそうです。

 しかし、この秘密婚には弊害もあり、借金逃れや結婚詐欺、重婚、そして財産目当ての誘拐婚などの物騒な事件もしばしば起こり、防止策として、1754年にハードウィック婚姻法が成立。
 秘密婚は無効とされ、3回の婚姻予告の他に、法を破った聖職者は14年の流刑、21歳未満の未成年者の婚姻は、親あるいは保護者の同意が無ければ無効、挙式直後に登録簿に記入され、その登録簿を偽造したものは死刑となったそうです。

 打開策であった秘密婚は禁止されてしまいましたが、このハードウィック婚姻法案に対して、スコットランドが猛烈に反発し、この法をスコットランドに適用する事を放棄して成立したため、イングランドで結婚できないカップルは、スコットランドへ駆落ちして結婚する事になったそうです。

 イングランドから見た場合、変則的な結婚であるため、「非正式婚」と呼ばれたそうです。

 この駆落ち婚は、猛反対する親族の追跡の手が伸び、つかまる前に挙式する必要があったため、昼夜関係なく国境を越えてやってきては、2人を見繕って祝儀を渡し、必要な立会人をそろえて、国境近くのスコットランド側で挙式が行われていたそうです。祝儀目当ての立会人業の商売を始める者まででてきたそうで、国境あたりでカップルを待ち伏せしていたそうです。

 なかでも、イングランドからの幹線道路と国境が交差する地点という交通の便の良さから、東部ではコールドストリーム、西部ではグレトナ・グリーンが有名。

 しかし、この駆落ち婚は、スコットランドで結婚し、イングランドで暮らす夫婦の嫡出子の問題、離婚、重婚等、スコットランド法とイングランド法が異なるため、様々な問題が発生したそうです。

 そこで1856年、ブルーアム婚姻法が成立。
 スコットランドで生まれた者か、3週間以上居住する者に限り、スコットランドで結婚できると定めました。
 真剣に捜索する親族の目を3週間もくぐり抜けて潜伏するのは至難の業で、「駆落ち婚」は下火になりつつありましたが、とにかく3週間をスコットランドで暮らしたカップルも大勢いた一方で、ボーア戦争(1899〜1902年)の影響で結婚を急ぐ風潮もあり、スコットランドで産まれた事にする、3週間暮らした事にするといった偽証を行い、司祭役にとって刑罰が下るわけでもなかったため、知らなかった事にして、ここでも抜け道をつくって結婚したカップルもいたそうです。

 このスコットランドの「駆落ち婚」は、ハードウィック婚姻法の施行年の1754年から、1940年に非正式婚を無効にする迄、およそ200年間存在したそうです。

 駆落ち婚のグレトナ・グリーンは、現在でもロマンティックな恋愛結婚の地として、大勢のカップルが訪れ、たくさんの結婚式が行われているそうです。




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